私たちは人にやさしい/その人らしくある建築都市空間のあり方を日々探求しています

人の多様性を中心とした4つの研究フレーム


人にやさしい/その人らしくある空間


人にやさしい空間 (人)←(空間)

人にやさしい空間とは居心地の良さ(優しい)とわかりやすさ(易しい)が同居する空間のこと。しかし、わかりやすさが管理側に偏ると常に見張られた居心地の悪い空間となることがあります。

|その人らしくある空間 (人)→(空間)

その人らしくある空間とは一人一人の多様性と人と環境の良好な関係性が両立する空間のこと。しかし、環境が一方的に決定されると限られた人・使い方しか許されない空間となることがあります。

|生活環境の計画 (人ー空間)

人工環境に囲まれ情報にあふれた現代は、監視や排除の世界に分断されやすく人間や社会の変化に脆弱です。豊かでしなやかな生活環境は、一人一人の必要(ニーズ)に根ざした知恵の蓄積から生まれます。


研究テーマ例

|施設研究

高齢者・障害者の施設に関する研究、乳幼児施設や子育て支援施設に関する研究、図書館等の社会教育施設に関する研究、ユニバーサル・デザインの建築空間に関する研究、など

|地域研究

施設と地域の相互浸透に関する研究、住宅地の愛着形成に関する研究、歴史的建造物の活用・地域における生態的保全に関する研究、人の繋がりをつくる仕組みの地域継承に関する研究、など

|住居研究

高齢期の住居・住環境・外出環境に関する研究、孤立を防ぐシェア・コハウジングなどの住まい方に関する研究、SOHOなどの働き方に関する研究、空き家の福祉活用に関する研究、など

|参加研究

ワークショップなどの手法による地域参画方法の研究、住環境リテラシーや住教育に関する研究、子どもを対象とした環境心理・環境学習・地域参画に関する研究、など


新着順

左近山団地では、2017年度から横浜国立大学の学生が地域(団地内)に居住し、地域活動に継続的に参加しています。2024年現在は6名の学生が居住しています。研究室ではこうしたゆるやかな異世代居住のあり方を、同居型(住宅を共有)ではなく圏域型(生活圏を共有)として評価できるのではないかと考えています。部屋が余りがちな戸建て住宅に対して、コンパクトな団地住戸向きの異世代居住のスタイルとも言えます。2019年度に調査を行ってから5年が経過し、あらためて住民の皆様にアンケート調査のお願いを差し上げています。ぜひご協力ください!

2024年10月3日(木)12:00から横浜国立大学建築学棟8階北スタジオにて、修士論文中間発表会が開催されました。建築計画研究室から今年は8名が参加。新駅開業で生まれたマンション入居者と福祉のまちづくり、まちなか放課後等デイサービスと地域との相互浸透、空き家活用等によるフリースクール拠点創出、商店街が解散したあとの空き店舗の地域資源化実践、避難所としての学校施設の整備課題、超高齢化してもなお食料品アクセスを可能とする手法と集落空間、地域における学童保育施設の在り方、郊外住宅地における高齢者の外出をうながす屋外什器の提案、などなど、今年もバラエティに富む研究テーマが生まれています。

2024年8月28日から30日にかけて明治大学にて日本建築学会大会(学術講演発表会)が開催されました。研究室からは11編の研究発表を行いました(仕事等の都合で11編のうち2名欠席)。みなさんお疲れ様でした。

今年初開催となった、ときわあそびフェス、地域の方々にサポートしていただきながら無事に終了しました。常盤台地域ケアプラザ・コミュニティハウスと、大池道路沿いの空き区画の2箇所を使って居場所を創り出す試み。ケアプラザではフリマの他に竹を使った工作と昔遊びコーナー、流しそうめんなど。大池道路沿いの空き区画ではかき氷と駄菓子、nikiコーヒーさんのコーヒースタンドも。2箇所を巡る子どもや親子の姿も多く見られました。事前準備・当日運営に走り回った学生のみなさんお疲れ様でした。

毎年恒例の、今泉台夏祭りに参加しました。朝9時に地蔵尊前に集合し無事を祈願。御神輿をかついで住宅地内を練り歩きました。こども神輿もありました。行く先々で、玄関先で待っていて水をまいてくださる方もたくさんいらっしゃいました。郊外住宅地だけど地域に根付いたお祭りとして歴史を感じました。しかしとにかく暑かった~。

地域にはいろいろな公共施設が立地していますが、横浜市の「地域ケアプラザ」と呼ばれる施設もそのひとつ。地域包括支援センターやデイサービスセンターなどが入り、高齢者向けの介護相談や通所介護施設として主に使われていますが、多世代が使えるように多目的スペースが設けられていることも特徴のひとつ。施設と地域の相互浸透によって、安心感や地域への愛着が生まれるとの仮説のもと、今年は地域の子ども達にケアプラザに来てもらい楽しめる企画を左近山地域ケアプラザと連携して実践しました(小学生ケアプラザ★もっと知って事業)。

コロナ禍を挟んで5年ぶりのゼミ旅行を行いました。群馬県太田市駅前に2017年4月に開館した、美術館と図書館の複合施設(太田市美術館・図書館)を視察し、館長・元館長、職員の方々のご協力を得て、施設運営管理サイドから見た可能性や課題について学びました。大変なことはもちろんありますが、地域の人にも、職員の方にも大事にされている建築だということがよく分かりました。太田市を離れて川越市の蔵造りの町並みを視察。ちょうど夏祭りの開催日でたくさんの人手。蔵造り資料館でまちの歴史や資料館の展示手法について学び、菓子屋横丁などを散策。天候にも恵まれて充実したゼミ旅行になりました。

大学近くの元精肉店を改修し、シェアキッチンを備えた多世代交流拠点と学習塾の併設した居場所をつくる企画が実現に近づいています。この学習塾では、中学生向けの勉強サイトを運営している大学院生YouTuberにオンサイトでも会うことができます。まちづくりに取り組んでいる常盤台地域にとっても、最近解散した商店街にこうした多世代交流拠点が生まれることはかねてからの悲願。2024年7月21日(日)に開催されたまち普請事業(一次コンテスト)では、トップ通過!。

2024年 7月 17日(水)12:30から横浜国立大学建築学棟8階北スタジオにて、卒業研究中間発表会が開催されました。建築計画研究室から今年は5名(うち1名卒業設計)が参加。中高生を中心とする青少年の居場所ニーズの変化、中高校生の文化部活動の増加と地域移行、団地のソーシャルキャピタルと学生居住の7年、公共住宅のヘリテージ継承のあり方、インフォーマルな都市活動の生成装置(設計)などなど、今年もバラエティに富む研究テーマが生まれています。

常盤台地域では、まちのメインストリートである大池道路沿いの二つ台商店街が最近解散しました。こうした商店街組合の解散は各地で起きているようです。生まれた空き店舗、空き地は見方を変えれば地域資源。研究室では地域と共に、子どもからお年寄りまで集える場所としてのポテンシャルを育てていくことを考えています。名付けて「ときわあそびフェス」。羽沢地域バージョンも企画中です。