PROJECT NEWS

地域と大学の接面

2025年01月23日

羽沢横浜国大駅の開業と駅前マンションの入居開始をふまえて、建築学科3年建築理論演習第3課題では「地域と大学の接面を都市科学する」と題して、西門周辺のデザインについて考えました。1/23に最終発表会が開催されました。保土ケ谷区と神奈川区にまたがるまちづくりプランの範囲からみると、西門周辺はちょうどおへそにあたる部分。新しい居場所となる可能性を持っています。これまで大学関係者もあまり関心を寄せていなかった場所ですが、演習を経て、①新しい門をつくる(新設)、②メッシュフェンスのセットバックと歩道拡幅、③ローソン建物の地域連携活用(ISL留学生サークルとの協働など)が有機的に結びつく可能性を感じました。西門前の通りは通学路で...

羽沢横浜国大駅のある羽沢地域の方に向けて、羽沢地域のことを知ってもらいまちなかに居場所を増やし愛着を深めてもらおうというねらいのもと、はざわこどもフェスを開催しました。こどもも楽しみながら参加できる工夫として、地域の魅力ポイントを巡りながらカードを集めるラリー方式としました。途中の公園では地域の方に指導を受けながら、ベーゴマ、コマ回し、竹馬など、昔遊びを楽しめるコーナーも設けられました。大勢の方にご参加・ご協力いただきありがとうございました。

左近山団地では、2017年度から横浜国立大学の学生が地域(団地内)に居住し、地域活動に継続的に参加しています。2024年現在は6名の学生が居住しています。研究室ではこうしたゆるやかな異世代居住のあり方を、同居型(住宅を共有)ではなく圏域型(生活圏を共有)として評価できるのではないかと考えています。部屋が余りがちな戸建て住宅に対して、コンパクトな団地住戸向きの異世代居住のスタイルとも言えます。2019年度に調査を行ってから5年が経過し、あらためて住民の皆様にアンケート調査のお願いを差し上げています。ぜひご協力ください!

今年初開催となった、ときわあそびフェス、地域の方々にサポートしていただきながら無事に終了しました。常盤台地域ケアプラザ・コミュニティハウスと、大池道路沿いの空き区画の2箇所を使って居場所を創り出す試み。ケアプラザではフリマの他に竹を使った工作と昔遊びコーナー、流しそうめんなど。大池道路沿いの空き区画ではかき氷と駄菓子、nikiコーヒーさんのコーヒースタンドも。2箇所を巡る子どもや親子の姿も多く見られました。事前準備・当日運営に走り回った学生のみなさんお疲れ様でした。

今泉台夏祭り

2024年08月03日

毎年恒例の、今泉台夏祭りに参加しました。朝9時に地蔵尊前に集合し無事を祈願。御神輿をかついで住宅地内を練り歩きました。こども神輿もありました。行く先々で、玄関先で待っていて水をまいてくださる方もたくさんいらっしゃいました。郊外住宅地だけど地域に根付いたお祭りとして歴史を感じました。しかしとにかく暑かった~。

地域にはいろいろな公共施設が立地していますが、横浜市の「地域ケアプラザ」と呼ばれる施設もそのひとつ。地域包括支援センターやデイサービスセンターなどが入り、高齢者向けの介護相談や通所介護施設として主に使われていますが、多世代が使えるように多目的スペースが設けられていることも特徴のひとつ。施設と地域の相互浸透によって、安心感や地域への愛着が生まれるとの仮説のもと、今年は地域の子ども達にケアプラザに来てもらい楽しめる企画を左近山地域ケアプラザと連携して実践しました(小学生ケアプラザ★もっと知って事業)。

大学近くの元精肉店を改修し、シェアキッチンを備えた多世代交流拠点と学習塾の併設した居場所をつくる企画が実現に近づいています。この学習塾では、中学生向けの勉強サイトを運営している大学院生YouTuberにオンサイトでも会うことができます。まちづくりに取り組んでいる常盤台地域にとっても、最近解散した商店街にこうした多世代交流拠点が生まれることはかねてからの悲願。2024年7月21日(日)に開催されたまち普請事業(一次コンテスト)では、トップ通過!。

常盤台地域では、まちのメインストリートである大池道路沿いの二つ台商店街が最近解散しました。こうした商店街組合の解散は各地で起きているようです。生まれた空き店舗、空き地は見方を変えれば地域資源。研究室では地域と共に、子どもからお年寄りまで集える場所としてのポテンシャルを育てていくことを考えています。名付けて「ときわあそびフェス」。羽沢地域バージョンも企画中です。

横浜市立大学金沢八景キャンパスにおいて、地域と妊婦さんとの関係をつくるお産歩講座(第2回)に参加しました。今回も残念ながら妊婦さんの参加申し込みはなかったのですが、横浜市立大学(三輪ゼミ)、関東学院大学(看護学部)、東京都市大学(松橋ゼミ)、横浜国立大学(建築計画研究室)の4大学合同講座となりました。こども目線棒、ベビーバギー、妊産婦体験キットなどを用いた体験型の内容でした。幼児の歩く速度を意識しながら、歩く速度がすこしゆっくりになるだけで見えてくる世界が変わることに気がつきました。

お産歩講座

2024年06月16日

横浜市立大学みなとみらいキャンパスにおいて、地域と妊婦さんとの関係をつくるお産歩講座(第1回)に参加しました。残念ながら妊婦さんの参加申し込みはなかったのですが、助産所の方や区役所の方が参加され、孤立しないためのお産歩マップづくりを体験。横国チームは大学西門周辺のお産歩マップをつくりました。出産・子育て目線で見ると、知っているようで意外と知らなかった場所をたくさん発見しました。何より、一人ではなくみんなでわいわい話しながらマップをつくることがポイントだと気づきました。