BOOKS

高等学校の家庭科副教材として作成された資料集、第7章「実践!住生活」のなかのコラム「建築学の世界を知ろう!」執筆(藤岡)。

都市科学事典

2021年03月08日

ニンゲンは都市を志向し、集い、住む。
コロナ禍が暴く都市とは? 未知の未来に向けてトランジション・シティを模索する。
都市に関わる多分野の専門知を体系化・再編成し、経験知と融合させて実践的に活かすための事典。10の領域群に476項目、執筆者348名による「都市の知」の集大成。5-2建築と生産「団地とニュータウンの成立と発展」、5-3建築と人・共同体「都市生活と農」執筆(藤岡)

焼け跡に都市を再興し、戦後横浜の原風景となった「防火帯建築」群
モダニズムの時代、市井の人々が取り組んだ"もうひとつの建築運動"を解き明かす1952年、占領軍による接収解除のはじまりとともに白紙からスタートした戦後横浜のまちづくり。
混迷の時代、理想と現実のはざまでうまれた独自の都市建築は、特徴的な風貌と多様な用途の許容で、横浜のアーバンデザインの草分けとなった。都市縮小とストック活用の時代にあらためて考える、防火帯建築の可能性とは――

まち保育のススメ

2017年05月05日

都市計画学の分野から、「子ども」と「まち」との関係に着目した調査研究をもとに、とく乳幼児期の子どもたちが集まる「保育施設」に注目し、日常的にさまざまな地域資源を活用している実態調査などを重ねた成果を掲載。 乳幼児期の子どもが地域に見守られながら育っていくための挑戦として、「まち保育」という新しい概念を生み出し、まちと保育を取り巻く課題解決の糸口を探り、横浜市内の2つの保育所とともに実践を重ね、「まち保育」の意義や効果についてできるだけ多様な専門分野のみなさんと多角的に議論できるよう、ていねいにまとめあげた。保育施設があるからこそ、まちがゆたかになる! まち保育で、まちが変わる! 保育施設が「まちの迷惑施設」とレッテルを貼られることがニュースになる今日に一石を投じる一冊。 2章コラム執筆...

県公社本社ビルとして長く使われ続け、隣接ビルと連結した中庭型の建物配置や上階のメゾネット住宅など意欲的な空間構成から、解体を惜しむ建築関係者の声も多かった「弁天通3丁目第2共同ビル」。公社では従前ビルの記録保存と理念を今後の事業に生かすべく、社内有志メンバーと有識者による市街地共同ビル事業の調査研究を行い報告書『横浜関内地区の戦後復興と市街地共同ビル』(2014)にまとめた。をまとめたもの。pp.9-22執筆 (藤岡)

発想をかたちにするための計画・設計の道具箱。行為と空間と操作の組合せにより抽出した10のカテゴリーとそのキーワードによる発想のヒント集。pp.114-115,158-159執筆(藤岡)

「住まい」は、住宅以外の建築の出発点であるとともに、人間生活の基本的なシェルター。すべての建築は住宅に通じ、すべての建築は住宅に回帰する。本書では、生活者の視点から住宅を捉え、そこから建築計画の基本を学ぶ。

2011年に発足した文理融合の教育研究機関である都市イノベーション学府・研究院。異なる学領域を背景に持つ教員同士が、「都市」を主題とした学領域を構築するという目的のもとに、新たな「知」のあり方への挑戦の一つの試みとして「対話」を行ってきた。松原宏之先生との対話を収録。

集合住宅を取り巻く環境は様変わりした。夫婦と子ども2人の「標準家族」はすでに多数派ではなくなり、大量の住宅がストックとして余り、新築の着工件数は激減している。本書は、ライフスタイル、共用空間、リノベーション、建替えといったテーマを横断しながら、これからの集合住宅のかたちを浮かび上がらせる最新事例集。「1-1ワークスペースを備えた住空間」「2-6農地を活用したコーポラティブ住宅」「 6-3都心居住を支えた下駄ばき住宅」(藤岡)

新しい時代の都市農地のあり方に関する有識者からの提案や都市農地の利活用の実践事例を幅広くとりまとめた事例集 、「都市近郊農地を生かした農菜園付きコーポラティブハウスさくらガーデン(神奈川県横浜市)」共同執筆(藤岡)